こんにちは。
宝塚市のマシンピラティススタジオ studio Y i-grek(スタジオイグレック)です。

今回は、マシンピラティスについてです。

マシンピラティスとは?

これまでピラティスというと、ヨガのようにマットの上で、そして複数人で行うグループレッスンをイメージされることも多かったと思います。
マシンを使ったピラティスは、それほどメジャーではなかったように感じますが、
最近では、マシンを使用している動画をたくさん見ることができたり、マシンを導入しているスタジオがとても増えたりと、
徐々に関心が高まってきているように感じます。
ピラティス用のマシンは、ここ最近に開発されたものではありません。
そしてこのマシンは、一種類ではなく、さまざまなタイプのものが開発され、今もその形を残し、現役で使われています。
ピラティスメソッドの生みの親であるピラティス氏は、これらの様々な器具(イクイップメントと呼ばれます)を組み合わせてセッションを提供していました。
ニューヨークにあったピラティス氏のスタジオには数々のマシンが並び、その中でセッション(レッスン)が行われていました。
本来はピラティス=マットピラティス+マシンピラティスを指しているともいえます。

ピラティスで使用するマシンとは?

「ピラティスはリハビリが元になっている」ということを聞くと、なんとなくマットピラティスを思い浮かべることが多いのかもしれませんが、
現在のマシンの原型は、第一次世界大戦中に負傷兵の世話をしていたピラティス氏が、
ケガをしていてもベッド上でトレーニングができるようなものをと考案したところからきています。
ベッドのスプリング(バネ)を取り出し、サポートをしたり、負荷をかけたりできるようにと作り、
これが元となり、トラピーズテーブル(通称キャデラック)や、現在のマシンピラティスで最もメジャーであるといえるリフォーマーが完成したといわれます。

この他にも、チェア、バレル、タワーなどといったイクイップメント(器具)があります。

マットとマシンのちがい

-マットピラティス

マットピラティスは、その名の通りマット1枚ですることができるので、とても「手軽!」という利点があります。
また、複数人が同時にレッスンできるというメリットもありますし、大型の器具を必要としないので、スタジオだけでなく、自宅でご自分でも行うことが可能です。

マットは専門メーカーの他、ホームセンターなどでも安価なものが手軽に手に入るようになりました。
人数分のマットがあれば良いので、ピラティス専門のスタジオの他、ヨガスタジオでの導入や、スポーツクラブでも取り入れられ、マットピラティスに触れる機会はとても多くあると思います。
また、最近ではお医者さんや理学療法士さんなどの医療従事者からの支持も受け、病院やリハビリ施設、整体などでもピラティスが取り入れられていることもあります。
ただし、マットピラティスは、何もサポートのない中、すべてを自分の身体でコントロールしなければならない、という点では実は結構難しいものなのです。
マットピラティスをされたことがある方の中には、「難しかった」「どこに効いているのか分かりにくかった」「これで合っているのか分からない」という経験をお持ちの方がいらっしゃるのではと思います。
自重のみで、身体を正しくコントロールするというのは、なかなか難しいですよね。
そこで、マットピラティスでは、ミニボールやフィットネスバンド、サークル、ストレッチポールなどのプロップス(小道具類)を使用することも多くあります。
これらを活用することで、使用筋群を分かり易くしたり、サポートの要素をつけ足したりと、より効果的にマットピラティスを行うことができます。

-マシンピラティス

一方、ピラティスで使用するマシンは、なかなか大型なこともあり、スペース的にもたくさん設置することが困難なケースが多くあると思います。
ここ最近は、リフォーマーを複数台設置し、リフォーマーピラティスのグループレッスンができるスタジオも増えていますが、やはりマットのみで行う場合よりも広いスペースを要します。
また、リフォーマーだけでなく、他の種類の器具も設置する場合は、同じマシンを何台も導入するには、それなりの場所が必要になります。
そして一度設置すると、それらを移動させることはなかなか難しい場合が多く、この点は、丸めて持ち運びができるマットに比べ、スペース的な面では劣ってきます。

しかし、マシンを使ったピラティスには、マットピラティスでは出しにくい動きが出来たり、分かりにくかった感覚を掴みやすかったりと、身体の機能性に対するメリットがたくさんあります。
様々なバリエーションがあるので、「これが出来ない人にはこっち」「もっとこうしたいならこれをやる」というアレンジの幅がとても広がります。

さらに、動かせない箇所や、ケガがある部位を避け、それぞれに合わせた様々な活用法をもつという点では、
実はマシンを使用したピラティスの方が、マットよりバリエーションが多い分、優れている場合があります。

マシンピラティスの特徴

これらのマシンピラティスイクイップメントは、一般的にトレーニングジムなどに置かれているマシンとは全く異なるものです。
特定の一か所の部位を鍛えるというのではなく、身体全体をバランス良くトレーニングできることに特徴のあるマシンです。
身体は、特定の筋肉のみを局所的に使用して活動することはなく、全身の筋群が協同している必要があるというピラティスメソッドの考えに基づいた動きが可能です。
もちろん、それぞれのエクササイズには、「腹筋群を主に使う」、「背筋群がたくさん動かせる」、などのターゲットとなる筋群はありますが、
それ単体ではうまくピラティスのエクササイズを行うことが出来ません。
必要な筋群を複数、協同させてはじめて、エクササイズの完成度があがります。
これは、日常生活においても非常に効率よく身体に作用し、無理なく理想の姿勢や歩き方、座り方が身に付き、本来使わるべき筋群が自然とその力を発揮することで、痛みや不調、姿勢不良から解放されます。

-スタジオで使用しているマシンについてはこちら

マシンピラティスは難しい?

マシンを使うのは何だか難しそうだし、筋力もかなり必要なのでは?と感じる方もいるかと思います。
前述のように、いわゆる筋肥大のためのマシンではないので、「ものすごく重いものを持ち上げる」、とか、「力がとてもいる」というものではありません。
それぞれのマシン、使い方に特徴はありますが、負荷をかけるのはもちろん、サポートの役割もしてくれるので、マットピラティスでできなかったエクササイズも、マシンピラティスならその助けを借りて正しく動き、出来てしまうこともあります。
筋力の問題ではなく、身体の使い方である場合も多くあります。

-マットピラティスでのロールアップが苦手な方はこちらもご参照ください。

ストレッチ+強化で効率よく

一見、強化のイメージが強いマシンピラティスですが、ストレッチ要素も含まれます。
これがピラティスの優れたところでもありますが、筋強化をはかりながらも柔軟性に対してのアプローチも可能です。
体側(身体の側面)やわき腹、背中など、普段なかなか伸ばしにくいところもストレッチをかけることができる点もおすすめです。
あまり難しいことを考えずに、手軽にできるものもありますので、試していただきたいと思います。
動きに慣れてきたら、コアの筋群を使いながらストレッチをかける感覚を掴んでみてください。
また、リフォーマーやタワーなどにはそれぞれ異なる強度のスプリングが付属するため、これらを調整することで、様々なレベルの身体能力の方に対応できるようになっています。
体力や筋力、身体の柔軟性に自信がない方もぜひチャレンジしてみてください。
必ず、できるエクササイズがあります。

studio Y では、おひとりおひとりに合わせたプライベートセッションで、お身体の状態やご希望に応じて、ご相談させていただきながらプログラム致します。

ピラティス宝塚

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studio Y i-grek
(ピラティススタジオ イグレック)

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