ピラティス指導者養成コース

兵庫県宝塚市のマシンピラティスプライベートスタジオ studioY です

ピラティス宝塚

こんにちは。
宝塚市のマシンピラティス スタジオstudio Y (スタジオイグレック)です。

当スタジオでは、姿勢改善や肩こり・腰痛などの不調緩和からボディメイクをはじめ、

バレエやダンスをされる方のトレーニングや、コンディショニングとしてのピラティスもご提供しています。

長く踊られている方から、大人になってダンスやバレエを始められた方まで対応致します。


ピラティス指導者養成コース

仕事納め、としてはかなり早かったのですが、

先日、ピラティス指導者養成コースの教え先スクールでの年内講義がすべて終了しました。

(※スタジオはまだ営業しております!!)

スクールでは、3カ月タームとなっており、タームごとに受講生が入れ替わります。

現在は、週1度担当していますので、1年間で4クラス分の皆さんを送り出すことになります。

本年で、6年間ほど指導を担当しています。

その間、3ターム分の9カ月間はお休みさせていただいている期間がありましたが、

もうこんなに長く携わっているのだなぁと、ふと感じました。

この養成コースに関しては、たくさんたくさん思うことがありながら取り組んでいるのですが、

その思うことをなかなか自分でもまとめられずに、そしてなかなか口に出す機会もなかったので、

今回試しに、こちらのブログに書いてみようかなぁと思っています。

(辞めるわけではありません・・・)


この養成コースは、立ち上げから関わらせていただきました。

カリキュラム作成からテキスト作成、試験課題・基準について、テキストに使用する写真撮影まで。

最初の準備期間には、本当にたくさんのことをしていたなぁと、思い返します。

この準備期間により、ピラティスへの理解もより深まったように思います。

解剖学面や、身体の各部位の疾患、アロマについてなどは、スクールに在籍しているそれぞれの担当の先生方にご協力いただきまして、

わたしのピラティスパートと、他の先生方との合作で作りました。

当時、ピラティスの担当者はわたし一人でしたので、内容によってはあまり相談もできず、

「こうしたい」というビジョンはあったものの、どうやって内容を作っていこうかな、とかなり悩みながら作りました。

しかもわたしは、当時関東から大阪に引っ越してきたばかりで、土地勘もなければ(梅田って何?状態)友人もおらず、

仕事での相談もほぼ誰にもせずにやっていました。

(ヨガの講座が同時進行だったので、ヨガの先生がいらっしゃったことはとても心強かったです。)

でも今思うと、その経験は「自分で考える」「自分でつなげる」ということをしなければならない、

と、改めて考えるようになったきっかけだったのではないかな、と思います。

これは今でも、いろいろな指導者や、養成コース卒業生を見ていて思いますが、

どうしても「人に聞きたい」「どうすればいいのか教わりたい」「やり方を教わりたい」という気持ちが強く出る方は多いんです。

人に教わることは、悪いことでは全くありません。

(そしてお聞きいただいたら、私で分かる内容は全然お伝えします。自分で考えて!とは言わないです。。。ただ、「勉強に時間も労力もかけたんだからお客様以外には簡単には教えない!」という指導者もいます。その考えもアリだとは思います。)

ただ、単純にそれを受け取ってそのままコピーすれば良いのではなく、

それをきちんと咀嚼し、消化できるようになれた方が、ゆくゆくはいいと思っています。

指導者が増えた今、「知っている」だけでは通用しないんです。

それはみんなと同じ、になってしまう。

全てのことを、永遠に人に教えを請わないといけなくなってしまう、かもしれない。

知ったうえで、うまくつなげて発展させられているか、理解を深めようと思慮深く取り組めているか、

というのがとても大切だなと感じます。

わたしが感謝しているのは、最初にピラティスを教わることになった先生、

そして、その後出会った先生方が、

本当に基本に忠実に、全部合っていることを教えてくださったなと、今でも感じることです。

ベースの理解がしっかりしていないと、その上に発展させていくこともできないと思います。

まだベースの理解ができていない状態で、新しいこと、より難しいことを覚えよう、やってみようとしても、

いろいろと追いついていかない、というか。。。

当初、ピラティス担当者はわたし1人でしたが、後にもう1人増やしてもらえることになり、

この一緒に担当してくれることになった先生は、自分で理解しようと努力できる人でした。

全部を聞くのではなく、ちゃんと自分でも考えられる、そして正しく努力しているように思いました。

この「正しく」というのがポイントで、様々なやり方があって良いとは思うのですが、

たまに間違った理解や表現のままいってしまうことが起こります。

これは好き・嫌いや、考え方の相違とかではなく、

解剖学的に見た場合や、科学的に根拠があるかどうかという視点で考えると間違っている、

ということです。

ソースが充分ではないものは、人に伝えるに値しないのです。

そしてそれは、そのままお客さまに伝わってしまう可能性があるということです。

「こういう風に言われました」とお客さまからお話いただくこともありますが、

やり方の違いや見解の相違ということではなく、

骨や解剖図などを見ていただければ、根本的に正しいかどうか分かる内容の場合は訂正させていただく必要があると思っています。

そしてこういった、ボディワークに関するスタンダードは結構変わるので、

それを更新していかないといけないんですよね。

前は正しかったけど、今となってはそれは間違いだったね、とされていることもあります。

わたしは、自分がすべて合っているとは思っていませんし、まだまだ取り組むべき内容はたくさんあるとも思っていますが、

ずっと昔に自分のベースを作ってくださった先生方に感謝をしつつも、それを消化してつなげていこうと、

そしてピラティスが、身体操作が、どういうものであるのか理解しようと取り組んできたつもりです。

様々な養成コースがあり、勉強する内容や期間もそれぞれ異なります。

最近では、オンラインだけで完結できるものもあるようです。

どれが良い悪い、合っている間違っているではなく、(「間違っている」とうのはないと思います。おそらく全部合ってます。)

その後、どうするか、正しく取り組めるか、というところが本当に全てだと思います。

ただ、バックグラウンドも様々、ご年齢も様々な方が受講される養成コースなので、

全員が同じような考えのもと取り組めるかとういと、ずっと見てきましたがそういうわけにはいかないんです。

しかし、「正しく伝える」というのは一貫して守っていかないといけないのは全員共通です。

この仕事は大変やりがいがあり、充実しているものです。

ですが、手放しでただ「楽しい!」というものかというとそうではなく、

実際は、正しく、そしてピラティスの楽しみをそれぞれが見つけてもらえるように必死です。

ヨガやピラティスやトレーニングなど、

医療や治療ではないボディワークが活発になっているからこそ、

真剣に取り組み、間違った情報をお伝えしないように気を付けていかなければいけないな、

と本当に思います。

単に「勉強しているかどうか」ではなく、

「その後、それをどのように生かしますか?消化できましたか?」ということが大切です。

そしてファンダメンタルに立ち返ること。

どんな分野でもそうですが、基礎が出来ていなければ何にもならず、限界も決まってしまう。

バレエでも他のダンスでも、(スポーツ詳しくないのですが)きっとスポーツでも同じですね。

そして、この基礎の部分が理解できていると良い理由がもう一つあるなと感じるのですが、

それは、様々なことに対して、正しいかどうかを自分で考えることができるようになる、ということです。

今はたくさんの情報に溢れ、誰でも簡単に希望の情報にたどり着くことができます。

難しい本や記述を読まなくても、簡単なワードのものも多いし、動画だって見ることができます。

でもそれらの中には誤った情報もたくさんたくさんあるということです。

誰でも簡単に、何でも情報を発信できるからですね。

ソースのない、雰囲気だけの内容もあります。

そしてそれを、そのまま信じる方と、「本当かな?」と疑う方とが出てきます。

誤った情報を見抜くのは大変ですし、そっくりそのまま信じてしまうのも無理はありません。

そのことに対する知識が乏しければ、判断材料となるものが自分の中にないので信じやすい。

そこに罪はありません。

例えばわたしは犬を飼っていますが、猫についてはそんなに詳しくありません。

猫ちゃんについて、「こうなんだって」という情報を聞いたら、「へぇ~!そうなんだ」と思うと思います。

しかし、実際に猫ちゃんを飼っている方や、獣医さんからしたら、

「いや、それはありえないよ」

ということは起こりえます。

基礎知識がないから判断できないんですよね。

でも少しでも知識があれば、「ん?なんか違うかも・・・」と、

疑ってかかることができると思いませんか?

わたしは、自分のお客様にも養成の卒業生にも、このような情報社会だからこそ、

そういった判断ができるようになっていただきたいなと思っています。

全てのもののエキスパートになる必要は全くありませんし、その道のプロに任せて良いとも思います。

解剖学などの身体にまつわる知識も、自分にはあまり関係なく、難しそう、

と思っていらっしゃる方は多いと思います。

ですが、自分の身体のことなので、実はどんな人にも当てはまり、必要な知識も含まれているとわたしは思います。

すごく詳しくならなくても良いので、ちょこっとだけでも、

皆さんに当たり前に感じていただける知識を持っていただけたら嬉しいです。


わたしは常々、すべての人にピラティスをしてほしいなと思っていますが、

(もちろんピラティスでなくても、ヨガでもランニングでも、筋トレでもなんでも、お好きなもので良いと思います。)

一人でそれをするには現実的には無理があるのです。

ですので、この指導者養成に携わらせていただくことで、

ご自分のやり方や様々なエリアで広めてくださる方、伝えてくださる方が増えるということは、

本当にいつも、大変やりがいを感じています。

そうすることで、より多くの人にピラティスが届くと思っています。

これが、今のわたしのピラティスとの関わり方です。

毎授業、へとへとになるくらいのパワーを使いながら、これからも取り組んでいきたいなと思う仕事のひとつです。

最後までコースを頑張ってくださった卒業生の皆さまに、いつも感謝しています。

そして今後も、スタジオのお客さまをはじめ、

ピラティスがはじめての方、以前より興味があった方、

何か運動したいけどどうしたら良いか分からない方、

不調やケガ後の心配事がある方、

そして卒業生にとっても、ご自分のため、お客さまのために、

ピラティスに気軽に取り組める場所として、

スタジオをご利用いただけるようにしていきたいなと思っております。


今年は、このような状況になってしまったこともあり、

卒業生同士の交流の場を持てないまま終わりを迎えそうです。

例年、ランチ会や対面でのグループレッスンなどさせていただいていますが、

人全般とお会いできる機会がぐっと減ってしまいました。

人と意見を交わす機会が減り、お客さま含め、皆さんのお声をお聞きする機会も減ってしまったのは残念でなりません。

来年は、お会いできる方の数がもっともっと増えるといいなと思います。

本年残すところあとわずかですが、ご予約制にて営業しておりますので、

今年中にやってみたかった方、

年末にお時間のある方、

ぜひお気軽にご連絡くださいね。

お待ちしております。

-年末年始の営業についてはこちらから

ピラティス宝塚

studio Y i-grek
(ピラティススタジオ イグレック)

□阪急「逆瀬川」駅東口 徒歩5分
□阪急「宝塚南口」駅徒歩7分

〒665-0021
兵庫県宝塚市中州1-3-20 2F

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