ピラティスでむくみ・冷えの改善！

脚のむくみや冷え性に悩まれている方はとても多いと思います。
マッサージをしたり、着圧ソックスを履いたり、脚を高くして寝てみたり・・・
中には慢性化していて、治らないとあきらめている方も。
いろいろな対策があるかと思いますが、実はピラティスを始めてから、脚のむくみや冷えがよくなってきた！という方はたくさんいらっしゃいます。

むくみや冷えの理由

冷えやむくみに悩む方は、女性の方が多い気がしますよね。
これは、男性に比べ、女性の方が筋肉量が少ないことも関係しています。
地球上に暮らす限り、重力の影響を受けながら生きていくことになります。
（関節の痛みや姿勢不良なども、この重力の影響を受けています。）
血液や余分な水分、老廃物などが、身体の下の方に留まりやすくなりますが、
これを心臓まで押し返し、循環させていくことが必要になってきます。

• 座り仕事が多く、歩く機会が少ない
• 立ち仕事が多い
• ヒールを履いている時間が長い
• 運動不足

このような方は、特に注意が必要です。

筋力が足りないとむくみ・冷えが起こりやすい

下半身から上半身に押し返す働きをしてくれるのは、筋肉です。
ふくらはぎのむくみには、下腿三頭筋という筋群（ふくらはぎにある筋群です）が作用してくれることが、まず必要です。
その他、脚の付け根やもも、おしりの筋群も大切です。
脚の付け根は、股関節がしっかり働いてくれることで、つまりをなくし、血液循環を良くしていきます。
ももやおしりの筋肉は、ボリュームの大きい筋群なので、しっかり働いてくれると、血液循環はもちろんですが、身体全体の代謝も上がりやすくなります。
むくみが出る箇所だけをケアするのではなく、脚全体をターゲットにしてトレーニングしていくと、根本的な解決につながります。
また、循環が良くなると、足先の冷えの解消にも効果を発揮します！

正しい脚の動かし方を身体に学習させます

適度に運動し、筋力をつける、筋肉を動かしてあげることが必要です。
しかし、ウォーキングなどでただ適当に歩いていても、そこまでの効果を発揮できないこともあります。
脚の使い方にはクセが表れやすく、使い慣れた箇所ばかりを使いがちになります。
変な使い方でたくさん歩くと、次の日から膝が痛くなったしまった、ということも。
正しい脚（股関節、膝、足首）の使い方が出来ていることが、ウォーキングの前提になります。

このリフォーマーでのフットワークは、仰向けに寝た状態で行うので、重力の影響を受けることなく動かしやすくなっています。

・マット部分が水平にスライドすること
・スプリングにより適度な負荷がかかること

このマシンならではの特性が生きてくるワークです。
デメリットは、まっすぐ動かせているか確認しにくいこと。
仰向けに寝ているので、天井に鏡がついていないと自分の脚の動きを見ることができないのです。
脚の使い方のクセは、それぞれ皆さん違います。
なので、できれば慣れるまではグループレッスンではなく、
プライベートで正しい動かし方になっているかチェックしてもらうのがおすすめです。
膝が内や外に向いていないか、過度な押し込みがないか、骨盤の安定はできているか、足首の使い方、
などは、わたしが見させていただきます。

使いながら伸ばす！O脚やダンサーにも効果的

ピラティスでは、鍛えるだけでなく、適切に動かす、伸ばすという要素も含まれるため、使い過ぎで張っている方にも適しています。
普段ヒールが多い方も、縮こまったところを使いながら伸ばしていきましょう。
フラメンコや社交ダンスなど、ヒールを履くことが多いダンスや、ポワントやアレグロでふくらはぎをたくさん使うバレエなど、ダンサーにもおすすめです。

正しく動かすことをメインにお伝えしてきましたが、これは結果としてO脚やX脚に悩む方の美容的な目的にも有効です。
「腹筋がすごく必要！」とか「身体が柔らかくないとできない！」、「筋力がないと無理！」というものではないので、
どんな方でも取り組んでいただけます。

お帰りの際は、脚が軽くなるとともに、地面をしっかりと押して立っている感覚が得られますよ。