ダンサーのためのピラティスセッションで心がけていること

ピラティス宝塚

こんにちは。
宝塚市のマシンピラティス スタジオstudio Y (スタジオイグレック)です。

当スタジオでは、姿勢改善や肩こり・腰痛などの不調緩和からボディメイクをはじめ、

バレエやダンスをされる方のトレーニングや、コンディショニングとしてのピラティスもご提供しています。

ピラティスを通して、より動きやすいからだづくりをしていきましょう。


ダンサーのためのピラティスセッションで心がけること



今回は、「ダンサーの皆さまとピラティスセッションをする中で、普段気をつけていること」、

を書いていきたいと思います。

日々、ダンスをされている皆さまとセッションしていくなかで、前提として理解しておかなければ、お互いにとって良いピラティスの時間が作れないと感じていること。
その中でも、特によく心得ておかなければいけないこと。
いろいろあるのですが今回はひとつ。

ダンスをされるお客さまの特徴、それは



「動きを誤魔化すのがだいたいすごくうまい」



ということです。


※下げる意図は全くありません。
「動けてしまう」ということです。

これはダンサーさんだけでなく、アスリートやスポーツを真剣に取り組んでいる方(いた方)にも共通すると思います。
ずっと踊り(またはスポーツ)をやり続けたのだから、こういう動きもできるはず!と、
心のどこかで思ってしまうのです。(できてるできていないはさておき)
そして表面上はできている(ように見える)。
(※本当にできているものもあります。→できているものの場合は、その後の探究が次のステップです。)

こんなことが様々なエクササイズで頻発します。

なのでトレーナー側としては、本当に、より真剣に正確に観察していなければ、小さなエラーに気付けない、ということです。
エラーに気づくには、より良いやり方を視覚的にも理解している必要があります。

▼一般的な場合


一方、普段あまり運動をされていない方のエラーは、比較的発見し易いです。
ご本人も「合ってますか!?」と確認しながら進めたい方もいらっしゃるでしょうし、
余計な力が入ってしまっている箇所も分かりやすく、見抜き易いことが多いです。

▼ダンサーの場合


ダンサーの場合は、
動き(振付)を見て同じように表現する、
ということを長い間やっていますので、
渡された動きをそのように見せる技術が異様に長けています。

しかし、その長い間に好きな(やり易い)使い方が出来上がっているケースも多くあるため、
自分がもっている感覚と違う使い方は苦手だったり、避けたりしがちです。
これは意思とは関係なく、自然と起きています。

そこを見抜き、新たな使い方や感覚の発見をサポートすることが、通常よりも必要になります。

これは踊りを見るだけでは分からないことも多いなと感じます。
シューズや衣装を付けている状態では場合によっては分かりにくく、実際にいろいろなピラティスエクササイズを行っていく中で、そしてお身体の動きを見させていただいたり、触ったりさせていただき、はじめて分かることがたくさんあります。

ご自身の中ではなんとなく、漠然とやりにくさや違和感を感じていることもあるかもしれません。

「出来ていないのがダメ」ということでは全くなく、

新しい身体の使い方、感覚の入力をしていくということが重要

というお話です。

なので、結果できなかったことがカッコ悪いとか全然ダメとかいうことでは一切ありません。
特に、クラシカルな踊りの場合には、ある程度の型にはめなければいけませんので、そういった思考になることも理解できます。

しかしピラティスは、動きの探求。


集中してご自身の身体にチャレンジしていく環境、セッションが重要だと思っています。

批評をする意図は全くなく、新たな使い方の発見ができればと願ってセッションしています。

▼次のステップを渡す


「キレイにできている」

で終わらせるのではなく、
それってもうちょっとこうじゃないかな?を少し突き詰めていかなければなりません。
本当にターゲットに入っているか・・・。
クライアントさんとのコミュニケーションも重要です。
お互いに意見を交わせるような状態をつくること。

そうしないと、ただ褒めて終わり、になってしまい、クライアントさんにとっても課題がよく見えずに不完全燃焼に終わってしまいます。

また、何でもかんでも全て指摘すればOKということでもありません。
いつも身体を使ってます!動かしてます!というご本人のプライドも、もちろん理解できますので、
この辺りは本当にポジティブに、今後の可能性を期待できるように向き合っていくことが大切だと思っています。

まとめ


ダンサーセッションでは、より繊細な感覚の提供や修正をかけていくことが通常よりも求められます。

・審美眼を養うこと(小さなエラーを見抜く)
・プラスになるコミュニケーションを取ること
・信頼できるセッションづくりをすること

この辺りを大切にセッション提供にあたっています。
もちろん、ダンサーではない方に対しても同じことではありますが、プロになればなるほど、こちらも高いレベルで接していかなければなりません。

本当にクライアントさんのためになるよう、そして心からの尊敬とご活躍を願ってお会いすることも、とても大切にしています。

細かなエラー修正は、身体の使い方の正確性を高めますので、
ケガを防ぐだけでなく、今後の表現の可能性も広げてくれます。

ご自身が「こうしたい!」と思った時に、なるべく思い通りに身体を使えるように。

また、お痛みや不調が原因で何かをあきらめるようなことが、ピラティスでは減らせるのではないかと願って、日々のセッションを積み重ねております。

お身体の使い方のお悩みや、より向上を目指される方、ぜひ何でもご相談ください!

今回も、お読みくださいまして、ありがとうございます♡

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